Book&Beer (&me)

ある受講者(菅付雅信の編集スパルタ塾−第三期−)の記録

2.9. 課題⑬「クックパッド株式会社 松浦弥太郎 氏」


課題、13個目。

【課題】クックパッドユーザーである40代主婦の暮らしを助ける新しいサービス
を提案する。



「暮らしの手帖」編集長だった松浦弥太郎さんが、クックパッドに電撃移籍して
初めての登場。



うーん、40代主婦の暮らしを助ける新サービス。

「40代主婦の暮らし」であって「40代女性の暮らし」じゃないから、想定領域は限定的。
例えば、炊事、洗濯、掃除、子育てらへん。さらにそこに対してクックパッド的アプローチとなると、他の受講生と大いにかぶる可能性が高いことが予想された。

で、課題も13個目ともなると、
みんな課題の意図するところに正面から向き合わないようになってくる。

つまり、聞かれていることから巧みに角度を換えて、提案をズラすテクニックを培ってくる
というより、考えているうちに微妙にズレいってしまうというのが実態だと思うけれど。

語弊はあるけれど、あまり正面から受けとめない方がいいとさえ思うようになる。

課題の問いを真正面から受けて応える回答は、ありきたりで発想力に乏しいものが多いから
(そんなものは既に先人たちによって事業化されてたりするから)。


いずれにせよ重要なのは、テーマに関する本質的な問いがあること着想にツイストがあることだ。


ここはひとつ、スパルタ塾の鉄則②「近いところを掘れ」という示し通り行くのなら、
クックパッドの本領である炊事、食べることに関するサービスで思案する。

あるいは、掃除ジャンルは他からも一番多く案が出てくるだろうから外し、子育てジャンルで行くか。

それとも「働く40代主婦」という、「40代主婦」からさらに細かく措定して、よりターゲットに絞っていくか...

いま40代女性にとって切実に必要な何か。暮らしって、毎日を生きることだから、その毎日をサポートするとしたら何があるか。

あるいは、「暮らし」という言葉を広くとって、それを助ける、より豊かにするみたいな何か。

思案しましたです。
 
 
 


 


松浦さん「癒されるし現実逃避も必要だよね。この提案 どこに新しさがあるのかなあ。新しい提案があるかどうか。それを考えていた。ザビューティーってね、飽きるんですよ。そこを念頭に入れて考えた方がいいと思う」

菅付さん「わりとふわっとして漠っとしてる印象。どう2016年にやる必要があるのか。2016年にお金払って見たい切実感みたいなものを落とし込まないともやもやっとしたものになっちゃう。あと、古典的なものの美しさって超退屈なんですよ。あのときは刺激的だったものも、いまみるとすごく退屈。美しいものはこういうものだって固定概念ってものすごく人の頭を退屈にする。そこは疑ってかからないと今のフックは誰もかかってこなくなる。


今回の受賞者は、「寝る前の3分」にちょっとした幸せを提供できるようなWEBサイトでした。
着眼点、一点突破の誉れ強さ。



以下は松浦さんのお話より、テストに出そうなところ。


CGMサービスっていうのは、ユーザーに投稿の負担を強いる。
投稿の負担を和らげるサービス(例えば下書きを用意してあげるとか、、)がと
ても重要。

 

料理のレシピって伝承です。
人の真似を認めるってこと。